CASE

症例紹介

  • 歯性上顎洞炎
  • 歯根端切除術

耳鼻科で治療していたが治らない。歯が原因で膿んでいる可能性があると言われた。歯根端切除術にて治癒した症例。

通院時の年齢 65歳
性別 男性
通院回数 3回(初診+歯根端切除術+抜糸)
通院目的 歯が原因で膿が溜まっている。治療方法はあるか知りたい。
処置内容 歯根端切除術
費用 187,000円(※治療当時の費用になります。)
備考 耳鼻科より歯性上顎洞炎の疑いでご紹介あり。上顎洞との交通あり。

初診

患者さんは元々花粉症があり、耳鼻科にて投薬治療を受けておられましたが、今回は今まで処方されていた薬が効かなかったため、別のCTのある耳鼻科へ通院されました。
そこでCT撮影を行うと、歯が原因である可能性が疑われたため、耳鼻科の先生よりかかりつけ歯科医院様で治療をした方が良いとアドバイスを受けました。
かかりつけ歯科に相談すると、「治療が大掛かりになる。」「大学病院へ紹介する。」言われたとのことです。
何か良い方法はないかと思い、患者さんがその旨を耳鼻科の先生に相談したところ、「一度専門的な治療をされている先生に話を聞いてみますか?」と当院を紹介されて来院されました。

口腔内診査では、患歯である左上6は歯周ポケットは正常で、被せ物の適合も良く打診痛や圧痛等もありませんでした。
デンタルX線画像では病変の確認が難しかったですが、CTでは口蓋根は問題なかったのですが、近遠心頬側根に根尖病変が確認でき、上顎洞への排膿路が形成され、歯性上顎洞炎を生じていることが確認できました。

治療方針として
①経過観察
②抜歯
③治療(再根管治療・歯根端切除術)
などのメリットデメリットについてお伝えし、耳鼻科と連携が必要であることもお伝えしました。

患者さんは歯根端切除術をご希望されたため、次回より治療を進めていくことをお伝えし、診察を終了いたしました。

 

 

治療(左上6歯根端切除術)

浸潤麻酔をしてから、歯肉を切開剥離し、歯や骨から感染している組織を除去、根尖部を切断し染め出した後、超音波チップにて感染部の除去を行いました。
マイクロミラーで確認、問題ないと判断したのち逆根管充填(MTAセメント)し、縫合しました。

デンタルX線撮影を行い、今後病変の経過を患者さんと一緒に追っていくことをご説明し、治療を終えました。

 

抜糸(1週間)

術後1週間で来院いただいたき、抜糸および術野の洗浄を行いました。

 

経過観察(術後2年)

術後6ヶ月〜1年の経過観察では、まだ病変と上顎洞との交通路が残っていましたが術後2年の経過観察時のCT撮影では、根尖病変の治癒がみられ、根尖部に骨の添加が確認できました。

「鼻の方も今は全く問題ないです。ありがとうございます!」とのお言葉をいただきました。
今回は歯根端切除術により、無事に歯性上顎洞炎を治癒に導くことができたこと大変嬉しく思います。
引き続き大切な歯を少しでも残せるように日々精進してまいります。

※これらすべての口腔内写真やX線写真・CT画像は、歯の保存治療普及のため、患者さんに掲出の同意を得ております。

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