当クリニックは、正確な診査診断に基づいて、丁寧なカウンセリングを行い、歯内療法に特化した専門性の高い診療を行います。
歯内療法という限定された領域において、地域の歯科医師の先生方のサポートと、歯を残したい患者さんのニーズに応えるために、
真摯に取り組んで参りたいと思います。
院長
森 健太朗 KENTARO MORI
経歴
- 大阪歯科大学歯学部 卒業
- ペンシルバニア大学
- Microscopic Training Course in Surgical Endodontics 修了
- PENN ENDO STUDY CLUB IN JAPAN 修了
所属学会
- 日本歯内療法学会(JEA)
- 米国歯内療法学会(AAE)
理想の歯科医院をつくるべく開院を決意、
そして歯内療法のみを行うクリニックを開院
皆様、初めましてモリ デンタル クリニックの院長 森 健太朗です。
私はもともと歯周病・補綴・噛み合わせ・全顎的な矯正治療も含めた「1口腔1単位」というお口全体を診る勉強をしていました。決してはじめから歯内療法をメインにしていたわけではありません。しかし歯科領域の様々な分野を学ぶうちに、お口全体の治療を行うためには、一本一本の歯を高いクオリティで治療することが大切であるという考えにいたりました。
歯内療法は日本の歯科分野の中では、「保険制度上の制約」「治療の難易度に対してあまりに低い治療費用」などが足枷になり、どうしても良質な治療方法が浸透しにくい状況にあります。東京医科歯科大学の須田教授の論文では、日本の保険医療制度下で根管治療を受けた実に多くの患者さんが根尖性歯周炎に罹患していることが述べられています(1)。
また、保険診療下における根尖性歯周炎の治癒率はとても低く(2)、治療費は諸外国と比べても不当に低いため、治療に使用する器具を再使用せざるをえません。そのような背景もあり、歯内療法では必須の処置であるラバーダム防湿を行うこと(3)が、残念ながら日本ではまだまだ浸透しているとは言い難い現状です(1)。ラバーダム防湿が必要であることはいうまでもないですが、それだけでは十分とは言えません。消毒液が漏れないようにラバーダムと歯の間のスペースを埋め、過酸化水素水やポビドンヨードなどにより歯やラバーダムの消毒を行い、使用する器具も滅菌したものを使用しなければいけません。このような治療に入る前の準備だけでも、十分な時間が必要であることは容易に想像できます。
一般的に行われている根管治療は、通常15~30分の治療時間で何回も治療に通い、気づけば3ヶ月以上経過していたなんてこともあります。また、短い診療時間の中でできる限り治療時間を確保するために、患者さんと向き合ってお話しする時間が取れず、数をこなすのに手一杯な状況になります。そして歯内療法を行っても、数年後に歯の不調を訴えて再治療を行うことになり、再発・治療を繰り返すことで最終的に歯を抜かないといけない状態にまで陥ってしまいます。
「何回治療しても治らない!」「抜歯だと言われたが、抜きたくない!」「違和感が消えない」「痛みが取れない」などで悩んでいる患者さんを、なんとかして治したいという強い思いを持って、大阪北摂の吹田市江坂で歯内療法のみを行う歯科医院を開院いたしました。
歯内療法でお悩みの方、諦める前にぜひ一度ご相談ください。
引用文献
- 須田英明:わが国における歯内療法の現状と課題 The journal of Japan Endodontic Association 32(1), 1-10, 2011-01-31
- Tsuneishi M, Yamamoto T, Yamanaka R, Tamaki N, Sakamoto T, Tsuji K, Watanabe T. Oral Surg Oral Med Oral Pathol Oral Radiol Endod. Radiographic evaluation of periapical status and prevalence of endodontic treatment in an adult Japanese population.2005;100(5):631-5.
- AAE Position statement Dental dam. American Association of Endodontists 2010
副院長
森 明佳 HARUKA MORI
経歴
- 大阪歯科大学歯学部 卒業
はじめまして、院長の妻で副院長の森 明佳です。
私は研修医の頃から訪問診療にも携わっており、居宅や介護施設でたくさんのお年寄りの方の口腔内を診てきました。
自分でのケアや通院でのクリーニングが十分にできなくなると、インプラントや義歯にトラブルをおこしやすくなります。トラブルの痛みから食事が食べづらくなり、食べれる物の形態がきざみ状やペースト状に変わってしまうことで食事が美味しくなくなり、食事量の減少、体力の低下につながっていく方がとても多いと感じていました。そしてご年配の方でも、自分で歩いて元気に通院されている方にはたくさん自分の歯が残っているとも感じていました。
人生100年のこれからの時代を楽しく生きていくためには、健康な自分の歯で食事をとれる事がとても大切なのだと考えました。
自分の歯を1本でも多く残すという院長の思いに強く共感し、一緒にモリ デンタル クリニックを開院いたしました。
抜歯は最後の手段です。
抜いてしまう前に残せる可能性を一緒に考えてみませんか?ぜひご相談ください。