SURGICAL‐ENDODONTICS

外科的歯内療法

根管治療及び再根管治療を行った歯が感染を起こした場合、または再根管治療を行うのが難しいようなケースでは、外科的歯内療法が適応となります。シンプルに見えがちな歯ですが、その構造はとても複雑で、根の先3mmは根の管が網目状に枝分かれしていることもあります。そこが感染してしまうと、通常の根管治療ではもう取り除けなくなってしまいます。
外科的歯内療法は大きく分けて2つあります。1つは、歯茎を開いて骨の中の病気になっている根の先を切りに行く歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)です。もう1つは、歯を一旦抜いて感染している部分を取り除いた後、再び元の位置に戻す意図的再植術(いとてきさいしょくじゅつ)です。
選ぶ術式は歯や患者さんの状況によって変わりますので、より良いと考えられる治療法を患者さんと相談の上で決めます。江坂や吹田市以外の患者様を幅広く受け入れておりますので、お気軽にお問い合わせください。

歯根端切除術

一般の歯科医院では根管治療で治癒することが難しい場合、「抜くしか無い」と判断されることがあります。
このよう場合も、“歯根端切除術”を行うことで、歯を救える可能性があります。

どのような場合に
この治療を行うのか

  • 根管治療後も痛みがあり、膿が出るなどの症状が続いている場合
  • 根の先に病変である膿の袋ができ、歯ぐきが腫れて膨らんでいる場合
  • 被せ物を外すことが難しい症例の場合
  • 被せ物を外さない治療をご希望の場合

歯根端切除術の流れ

  • Step01

    歯茎をメスで切除

  • Step02

    膿が溜まっている所まで
    骨を削除

  • Step03

    膿を掻き出す

  • Step04

    歯の根の先を切り取る

  • Step05

    根の先から防腐剤を充填

意図的再植術

意図的再植術とは根尖病巣などがある場合に、歯を抜いて歯根の病巣の治療を行い、抜いた歯を元の場所に戻す治療法です。
通常の歯内療法や歯根端切除術では、問題の解決が難しい場合の最終手段として検討します。症例によっては抜歯の負担に耐えられずに歯が割れたり、根の吸収が起きたりするリスクもあるため、経過観察も含めながら慎重に治療を進めていきます。

どのような場合に
この治療を行うのか

  • 開口障害や身体障害などで歯根端切除術が物理的に難しい場合
  • 歯根端切除術により過剰な骨の切削が必要となる場合
  • 歯根端切除術ではアクセスできない穿孔等がある場合

意図的再植術の流れ

治療回数:1回   治療時間:1~2時間/回

  • Step01

    歯根端切除術が難しい場合、
    一旦抜歯

  • Step02

    感染部を取り除き、
    防腐剤を根より充填

  • Step03

    再び元の位置へ戻す

当院の
外科的歯内療法のポイント

外科的歯内療法を取り入れることで、他院では「歯を抜かなければならない」と言われてしまった症例であっても、吹田市江坂にある当クリニックであれば抜歯をせずにご自身の歯を残した治療を行える可能性があります。しかし、どの治療法を選択しても外科処置により、患者さんの歯や体に負担をかける恐れがあります。特に高齢の方や持病をお持ちの方は、外科的歯内療法が適さないケースもあります。
当クリニックの外科的歯内療法は、豊富な経験と高い技術力を持つ医師が担当しております。一人ひとりの患者さんの「自分の歯を残したい」という想いに寄り添い、症例に合わせた治療の提供を大切にしておりますので、ぜひご相談ください。

歯の移植

自家歯牙移植術とは、抜歯した箇所に歯を移植する方法です。歯を失った時の治療法には、入れ歯やブリッジ、インプラントなどの選択肢があります。しかし、これらは人工歯であり、天然歯に比べると見た目や機能性が劣り、ときには人体へ悪影響を及ぼすリスクもあります。天然歯には歯根膜があるため、移植した後も定着しやすく、アレルギーの心配もありません。
そのため、もし親知らずなどの健全な歯が残っているのであれば、ご自分の歯を移植することをお勧めいたします。

どのような場合にこの治療を行うのか

基本的に親知らずや、埋没歯(歯の機能をしておらず骨の中に埋まっている歯)がある場合に移植することができます。

歯の移植の流れ

料金

外科的歯内療法のリスク

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