- 根管治療
以前治療した歯がズキズキする。歯性上顎洞炎になっている歯を根管治療した症例。
| 通院時の年齢 | 28歳 |
|---|---|
| 性別 | 男性 |
| 通院回数 | 4回(初診+根管治療+洗浄・貼薬+根管充填・支台築造) |
| 通院目的 | 歯がズキズキする。治療して欲しい。 |
| 処置内容 | 根管治療+支台築造+MTAセメント |
| 費用 | 165,000円+22,000円+33,000円(※治療当時の費用になります。) |
| 備考 | 歯性上顎洞炎を併発している。 |
初診
10年ほど前にインレー治療を受けており、以前から噛むと響く感じはあったが、ここ二週間ぐらいズキズキする痛みがあるのを主訴に来院されました。
噛むと違和感・打診痛があり、CT撮影を行うとMB・DB根に病変が確認でき、歯性上顎洞炎を併発していました。
各種方針(経過観察・抜歯・根管治療)についてご説明したところ、まずは根管治療を行い、それでも治癒しなかった場合は歯根端切除術を希望され、次回より治療を進めていくことになりました。

治療1回目(根管治療)
まず麻酔を十分に行い、インレーや虫歯を除去し、ラバーダム防湿をしていきました。
遠心根の根尖孔を穿通すると、排膿してきたため、根管形成・洗浄を行いながら吸引し続けました。
排膿がある程度落ち着いたため、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いて洗浄を行ったのち、水酸化カルシウムを貼薬し、仮蓋をして終了しました。
治療2回目(根管形成・洗浄)
2回目来院時は、前回よりは改善してはいるものの、軽度自発痛・打診痛がありました。
浸潤麻酔をしラバーダム防湿をした後、遠心根の根尖部を触るとまだ排膿がみられました。
ニッケルチタンファイルをにて追加で拡大形成を行い、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いて攪拌・洗浄を行ったのち、水酸化カルシウムを貼薬し、仮蓋をして終了しました。
治療3回目(根管充填・支台築造)
3回目来院時では、打診痛などの症状はなくなっていました。
浸潤麻酔をしラバーダム防湿をした後、次亜塩素酸ナトリウム水溶液とEDTAにて攪拌洗浄を行いました。
MTAセメントにて根管充填を行ったのち、支台築造を行いました。
今後は病変の治癒を見ながら、経過を追っていくことをご説明し、治療を終了いたしました。

経過観察(1年)
術後1年の経過観察では、病変が治癒しておりました。

「病気も大きかったので不安でしたが、治って良かったです!ありがとうございます!」とのお言葉をいただきました。
歯性上顎洞炎の場合は、抜歯をお選びになられるような場合もありますが、今回は無事に治癒したこととても嬉しく思います。
引き続き、大切な歯を少しでも残せるように、日々精進してまいります。
※これらすべてのX線写真やCT画像は、歯の保存治療普及のため、患者さんに掲出の同意を得ております。







